2006年オーディオの旅 by 編集部ナガイ
新年明けましておめでとうございます。編集のナガイです。
今年もリコメンドッチ、そしてDirectionをよろしくお願いいたします。
さてリコメンドッチの年末年始企画第2弾は、
新年に望む「私の欲しいオーディオベストバイ」!。
まあ、要するに2006年には僕はこういうオーディオ製品買いたい、
私はこんなオーディオ機器をメーカーに望む、
オレはこのスピーカーを何が何でも買ってやる! という、
新年に向かっての所信表明をいただきたいと思います。
ちなみにリコメンドッチ1月の新テーマは1月6日からスタートします。
ですから5日までにブログへのコメントとして、あれが欲しい、これが欲しいと、
除夜の鐘に洗い清められなかったオーディオへの煩悩を書き込んでください。
皆さんのオーディオ煩悩、お待ちしております!
あなたが選ぶ2005年リコメンドッチAV大賞! by 編集部クラモト
「VSリコメンドッチ?」編集部のクラモトです。
気がついたらもう今年も残すところあとわずか。
そこで、今回はリコメンドッチ年末年始企画として、
読者の皆さんに、今年発売されたオーディオ製品の中から、
「これは買いだっ!」という商品を選んでいただきたいと考えました。
題して「リコメンドッチあなたが選ぶ2005年オーディオ大賞!」。
対象になる製品は基本は今年発売された新製品、そして今年あなたが買った
オーディオ製品、さらに今年あなたが一番欲しかったオーディオ製品です。
そして皆さん持ち点15点のなかから、ご自分の思い入れの強さに応じて、
点数を配分して投票してください。ただし最低2つの製品には投票が必要です。
また、必ずしも15点すべて使う必要はありません。
例えば、私クラモトが投票するとした場合、
【有効な投票例】
YAMAHA-YSP-1000に8点
SONY TA-DA9100ESに5点
【無効な投票例】
YAMAHA-YSP-1000に15点
投票はこのブログ記事へのコメントという形でお願いします。
投票はこのブログ記事がアップされた今から、12月31日いっぱいまで。
日付が変わって2006年になった時点で締め切りとし、それ以降の投票は
大賞の選考対象とはなりません。
それでは皆さんのふるっての投票をお待ちしてます!
5.1chサラウンド原理主義派 vs ライフスタイル派 by エンスー麻倉
これはオーソドキシーを尊ぶか、それとも便益性を優先するか−−の
ひじょうに哲学的な設問ですね。何はともあれ、5.1チャンネルの
本来の音場を再現する(制作者の意図のとおりに)ことを優先するのか、
それとも、サラウンドを再生するのが生活の場であることを第一に考えるのか
の違いでどちらも正解になります。
映画の制作者が意図したサラウンドでの音の移動感、雰囲感などを
正確に再現しようと思うのなら、リアル配線、リアル配置の5.1サラウンド
システムに優るものはありません。それは原理主義というものでしょう。
しかし、生活を楽しみながら、サラウンドも聴きたいという人もいるはず。
それなら、前方のスピーカーだけのバーチャルということになります。
それはそのニーズに合っているわけですから、正解ですね。
しかし、ここでリアル配置以上に気をつけなければならないのが、
バーチャル・サラウンド効果と音質です。
まず「効果」については、何らかの細工をしているわけですから、
何らかの不自然、不都合は大なり小なりあります。
それが許容範囲かどうか。それは音質についてもいえます。
「サラウンド効果」と「音質」はまったく違う概念なのです。
オーディオソースに忠実なホームシアターSONY HT-K31 by 編集部ナガイ
YAMAHAと勝負ということでコンパクトな商品でオーソドックスな
- センタースピーカー×1
- サブウーファー×1
- フロントサテライトスピーカー×
- リアサテライトスピーカー×2
という構成。
日本の普通のリビングなら置き場所にも困らないで、リアルなスピーカーで
明瞭な音像を結び、5.1chのサラウンドを体験できます。
もし配線が気になるような方にはSONYの光ワイヤレスホームシアター・シリーズは
いかがでしょう? これならリアスピーカーの置き場所も自由ですし、
配線もしなくてすみます。こちらには先日アンプ編で紹介した
SONYのデジタルアンプ技術「S-MASTER」が使われています。
個人的にはこちらの方が良さそうな気もしますが、
麻倉さん、いかがでしょうか?
これ1つでリビングが映画館になるYAMAHA YSP-1000 by 編集部クラモト
私はシンプルなYAMAHA YSP-1000を押します。
なんといってもTVのあるセンターに1台置くだけ。
あとはリスニングポジションを決めて、
付属マイクで自動設定を行えば準備完了。
普通のホームシアターシステムなら、配線やフロントとリアのスピーカーを
どこに置こうか……などと悩んでる間に、映画2本はいけちゃいます!
YAMAHAは前モデルのYSP-1でワンボディのリアル5.1chを実現していたが、
設定をアバウトにするか、手入力で指定するかという部分でとっつきにくさ
がありました。それが新モデルでは自動で設定してくれます、なんて簡単!
さらにめんどくさがり屋の方には、YAMAHAのサイトで商品+設置調整サービス
込みのセット販売もしてます。
デザイン的にも薄型テレビと組み合わせて使うのに最適。
気軽にスタイリッシュなホームシアターを実現したい皆さん、1台いかがですか?
この冬絶対ほしいオーディオ製品は? by 編集部ナガイ
編集のナガイです、こんにちは。
今回の対決、なんかアナログアンプデノンのAVC-A1XVが、リファレンス機
みたいになってしまったので、もう勝負にはあったという感じですね。
大体デジタルアンプってたかだか10年あまりの歴史しかないわけで、
それを何十年の歴史のアナログアンプと比べるのが酷ってもんです。
そこで話題を変えて、皆さんがこの冬ほしいオーディオ製品を教えてください!
アンプに限らず、スピーカー、ホームシアターなどオーディオ関連ならなんでもOKです。
ちなみに僕の今欲しいのはSONYのSL-200D。
昔はベータ派だったので、
今も山のようにベータのテープが残ってるんですが、
肝心のデッキが壊れたままで。
救えるうちにDVDに焼きたいと思ってます。
70年代オーディオブームよ、もう1度! by 編集部クラモト
リコメンドッチ編集のクラモトです。
今回のリコメンドッチでオーディオを取り上げたのは、
もちろん年末のボーナスシーズンにどど〜んと思い切った買い物をしたい、
皆さんのブツ欲を満たしたい、という親ごころもありましたが、
個人的には70年代のオーディオブーム
が私の中で再燃しているということもあります。
それというのも先日こんな本を買ったことからなんです。
終わったあたりで、オーディオソースとしてはレコードよりもFM放送に注目が
集まってきました。どうすればうまくお気に入りの局をエアーチェックできるかに
注目して、カセットテープがクロム(今でいうハイポジ)とかメタル(今はどこも出してない!)
など進化して、ドルビーのBがいいとかCがいいとか、賑やかな時代でした。
さすがに今はエアーチェックはしませんが、
あのころ憧れたJBLが大人になった今では買える!
最新のデジタルアンプにJBLの4343組み合わせるなんてどうでしょう?
デジタルアンプと組み合わせてみたいオススメのスピーカーがあったらお教えください!
デジタルならではの音の良さを引き出せるか? by エンスー麻倉怜士
だから、デノンはデジタル・アンプを手掛けていませんし、他社でも、メインストリームは
アナログが圧倒的に優勢なのです。でもデジタルだから音が悪いというのは、
他のメディアでは、ちょっと不思議な言い方ですね。
音楽CDの音はいまひとつとする人もいますが、次世代のSACD(スーパーオーディオCD)
の音を悪く言う人はいないでしょう。ただし、SACDにふさわしい演奏、ミキシング、
マスタリングが行われるという条件が必要ですね。
デジタル・アンプも同じで、「デジタルだから」という運命論的なものではなく、
いかに「デジタルの良さを出すか」という前向きな姿勢で開発するならば、
うまくいかないこともないのです。その典型がソニーの TA-DA9100ESですね。
私はその前身機の開発当初の音を聴いたことがありますが、驚くほど程度が低かった。
それが、もう何百倍という音質向上が開発期間全体を通じて成し遂げられ、
驚くほど音質が向上したのです。
今回のモデルチェンジでは、さらに音が良くなりました。その音がいかに素晴らしいか。
私は9月に日本経済新聞のウェブサイトで、こう書きました。
「私は、ソニーには、ハイエンドをつくる力がまだあるという実例を知っている。
AVアンプである。今度出るTA-DA9100ESという高級アンプは、技術者が自分の耳に
絶対の信頼を置き、極限までこだわってつくったものだ。私は、五嶋みどりと今井信子が
演奏するモーツアルトの協奏交響曲変ホ長調の第二楽章の哀愁のメロディが、これほど
哀切な感情を湛えて演奏された例を、このアンプ以外に知らない。
この音が実現できたことこそ、ソニーのコア・コンピタンスではないか。ものづくりの規範であり、
全ソニー関係者がリファレンスにすべきだ」。
それほど素晴らしい音楽が TA-DA9100ESで聴けるのです。
常識を圧倒的に打破した、まさにデジタルならではの高音質なのです。
熟成された音作りを極めたデノン AVC-A1XV by 編集部ナガイ
編集のナガイです、こんにちは。
アナログアンプの代表はデノンのAVC-A1XVを選びました。
まず、今回デジタルとアナログ両方のアンプを選んでますが、実は両方ともAVアンプ。
ひと昔前は
「AVアンプなんて入出力端子が沢山あるだけ。音の善し悪しは論外」
といった感じでした。
それがなぜ今回AVアンプだけかっていうと、同価格帯ではピュアオーディオのアンプよりも
AVアンプの方が音が良くなってしまったから!
やっぱり昔に比べてピュアオーディオのファン層って少なくなってしまいましたから、
ちょっと本格的なホームシアターを組む人の数が多い
↓
AVアンプが台数売れる
↓
メーカーの競争が激しくなる
↓
ジャンル全体でのクオリティが上がる、
といわけです。
さてデノンのAVC-A1XV。
既に1年前に発売されたモデルだけにその音の良さは
雑誌やリスナーの方から評判を聞かれた方も多いでしょう。
マガジンエリアの背景に出ている巨大な電源トランスがこのA1XVの心臓部。
10チャンネル分のパワーアンプは実用最大出力275Wとどんなオーディオソースでも
余裕のあるパワーで再生が可能です。
アナログアンプ作りの歴史と先進のデジタル処理技術を融合させた銘機といえるでしょう。
AVC-A1XVユーザーの方や
実際にその音を聞いた方のコメントをお待ちしています!
デジタル時代のデジタルアンプSONY TA-DA9100ES by 編集部クラモト
「VSリコメンドッチ?」編集部のクラモトです。
ボーナスシーズンのリコメンドッチは、オーディオ対決。
よりよい音を求めて新しい技術で対応する「新世代オーディオ」と、
既存の技術をより高次元へと熟成させた「コンベンショナル・オーディオ」の対決です。
パート1では、アンプ編としてデジタルアンプとアナログアンプを取り上げます。
そもそも、デジタルアンプって何?
詳しい説明はエンスーの麻倉さんから
あると思いますが、信号の振幅をいったんデジタルのパルス幅に変換してから増幅する
アンプのことです。麻倉さんも書かれているように、デジタルアンプは、
-
音の増幅を高効率で行える
-
そのため同じ出力のアナログアンプに比べてコンパクトにできる
-
しかも効率がいいので発熱が少ない
-
無駄がないので消費電力が少ない
と、狭い日本の居住環境にも地球環境にも優しいアンプなのです。
麻倉さんの記事にもあるように今まではデジタルアンプって、デジタルだという
先入観がさせるのかもしれませんが、「音に違和感がある」とかいわれてきました。
今回ご紹介しているSONYのTA-DA9100ESはその辺がクリアされているようなので
注目したいですね。
12月発売の製品なので、そろそろ専門店に並び始めてる頃。
実際に音を聞いてみた方がいらっしゃったら
是非感想をお寄せください!